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骨董品の価値を証明する証拠が重要

売却は早めの判断がカギ

骨董品を高く売るためには、なるべく早く売却することが大切だとされています。
たとえばブランド品であれば、流行や需要の波を見て売るタイミングを計れますが、骨董品の市場は不確実で、いつ価値が変動するのか予測が難しいのです。
専門家であっても見極めが困難なことから、一般の方が最適な売却時期を判断するのはさらに困難です。
そして「待てばもっと高く売れるかもしれない」と思って保管し続けていると、その間にホコリや汚れが付いたり、落下や湿気による劣化が進んでしまい、結果的に査定額が下がる恐れがあります。
このように、所有していることで生じるリスクがあるため、売ると決めたなら迷わず行動することが推奨されます。
特に状態が良い骨董品は時間の経過による価値の減少が少ないため、早期売却によって思いがけず高い金額で売却できる可能性が広がるのです。

証拠を提示して査定額を上げる

骨董品を売却する際には、自分が本物だと信じているだけでは不十分です。
なぜなら、買い手側や査定士はそれを裏付ける客観的な証拠を重視するためです。
そのため、査定時にはできるだけ証拠となる書類や付属品を提示するようにしましょう。
とくに有効なのが、鑑定書や共箱です。
鑑定書は第三者の専門機関や有資格者による評価を示したもので、骨董品の真贋や価値を証明する重要な資料です。
また共箱とは、作者の署名や印が入った専用の箱であり、それがあることで骨董品の信頼性が格段に上がります。
このような付属品があるだけで、査定額が何万円も違ってくることは珍しくありません。
そのため、普段から骨董品と一緒に保管しておき、紛失や破損を防ぐ工夫をしておくことが大切です。
不要に思えても証拠となる可能性があるものは絶対に処分せず、大切に保管する習慣を身につけましょう。


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